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音楽と楽器と人との日々です。


by yochelle
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秋と月と想い

秋と月と想い_c0208078_22313251.jpg


秋と月と想い_c0208078_22413280.jpg


ずーっとお散歩がしたかったけど、忙しさと手荷物の多さ・重さで出来なかったのです。

やっと今日お散歩できました!
(あっ、日付は昨日になってしまった…。)
お家から駅までの、だいたい30分。

イチョウを見ては黄色の眩しさに感動。

栗の木の葉っぱのグラデーションのような紅葉のしかたに感動。

久しぶりに音楽を聴かずに歩いていたので、

落ち葉を踏むシャカシャカという音や、風に揺れる木々の音が楽しかったなぁ。


ケータイ片手に、ひとりで木と空を見て にこにこしながら歩いてしまいました。
(まるで子供か、はたまた変な人か、だね/笑)


1枚目は、真上を向いたら見えた、木と空。
2枚目は、歩きながら撮った、いい音落ち葉。(自分の足も入ってしまった。)









秋と月と想い_c0208078_161896.jpg
帰りに空を見たら、
今日は満月かな?月が強く光ってました。


帰り路はシャッフルで音楽を聴いていたのだけど、
月を眺めて歩いてたら、ふいに、サカナクションの

『アムスフィッシュ』

が流れてきて、月を見ながら聴いていたら、少し涙が出てきました。

写真は、今日の月。
光が強いからか、こんな風に写りました。



*****************


この曲は、思い出があって。

サークルで去年の文化祭の頃、私の学年と一つ上の先輩たちの間にちょっと色々あり、

校舎が違うせいで、お互いの状況も、わからなくなったりしてた時期がありました。


ひとりひとり 感じてることは違うから、言葉で説明するのは難しいのだけど、
「なんで解ってくれないの?」って渦まいてて、
「…もういい。」 って空気もちょっと感じられて。

これだけじゃ全然説明できてないけど、そんな事があって、どうにかしたくて。


お互いの状況がつかめないのが原因の一つだから、伝えなきゃという気持ちもあったけど、

自分が部活を辞めたくないがために、問題をどうにかしたかったのもあって、

だいぶ、自分本位で動いてた。



私は「なんで解ってくれないの?」と思いが強まると、

「そっか、言葉にして伝えてないからだ。」という所に単純に行き着いてしまう。

だから伝えることにした。



話がしたいと先輩にメールして、日程を決めてなるべく全員の先輩に集まってもらう事にして。


話しに行く日は、いつも通ってる田舎キャンパスのほうで授業を受けてから、
先輩がいるほうの都会の校舎に行くことにしてたんですが。


田舎のキャンパスで、授業を受けてるときから、

「自分は、誰のために、何のために行くの?
 
 自分がしようとしてる事は、問題を破滅へ向けて進めていってしまうんじゃないか。
 
 私が嫌われるだけでなく、同じ学年のみんなが嫌われたら。
 
 そしたら、私は一体何をしてるんだろう。

 ・・・本当にいいのか?」

とずっと思っていて。


授業が終わってから、トイレの個室にこもって、ひとり泣きました。

その時 泣きながら繰り返し繰り返し 聴いていたのが、
『アムスフィッシュ』でした。(やっと曲の話にたどり着けた。)


自分ひとりで先輩たちに話しに行くと、自分で決めておきながら、
プレッシャーと孤独さを勝手に感じていて、

そんな時、『アムスフィッシュ』を何度も聴いて、

泣くことで均衡を保って、


   【でもいつの日か 僕の心は夜を泳いで
   
    歩き疲れた君の隣にたどり着くよ】

という、歌詞の最後のところに、

孤独をどうにか埋めてもらって、光も見せてもらって。


その孤独は、自分で作って自分が勝手に感じてる事だから、当事者の仲間に甘えて頼ることはしたくない。

でも現状は、トイレでひとり、こころの視界は真っ暗だったので、

この1曲に、たくさんたくさん、助けてもらいました。



そのあと、都会のキャンパスに行って、先輩達に話をして、投げつけるようにひどい事も言って、

でも先輩たちはちゃんと聞いてくれて、帰り道は無視されたりせず一緒に帰ってくれたりして、

先輩たちの心の中では、私の事嫌いになっちゃっただろうと思ったけど、

話した直後もあたたかく接してくれたことに、本当に感謝して安心しました。


それから、

その日話をしたこと、私のつたな過ぎる話から何かを掴もうと努力してくれたことで、

先輩が私をどう思ってるかという事は全くはねのけて、

私は先輩たちのことが、今まで以上に好きになりました。



*****************




そんな思い出がある曲。

そういえば今年3月の赤坂BLITZのワンマンで、最後にこの曲が聴けたときも、いろいろ思い出して聴いてました。


でも今日涙が出てきたのは、その先輩たちがもうすぐ卒業してしまうのを思い出したからでした。

人との別れに、弱いです。

でも一生の別れじゃないんだし。


大丈夫。

卒業ライブ、私は先輩たちにどんな曲を贈ろうか。

考えながら寝ることにします。
by yochelle | 2009-12-03 01:19 | 景色